日本人特有の感性と言葉

春です。
桜前線が九州から北に向かって移動していくさまをニュースで知らせているこの頃。

俵万智さんの『さくらさくらさくら』では、桜前線というと海外の方に笑われるというエピソードがあります。

オランダでいえばチューリップ前線
イギリスでいえばバラ前線
になるのでしょうか。
そう考えるとおかしいのですが、桜前線は日本人にとって春の訪れを告げる春特有の風物詩といえばよいのでしょうか。
とにかくおかしくもなければ、ほとんどの日本人が待ち遠しく思うものなんですよね。

ちなみに今年は平年より早めに咲くようです。

お花見はコロナ禍ということもあり、機会は得られないかも知れません。それでも平生や田布施は川沿いに桜並木があるのでお散歩しながら花見をするのもいいですね。


ところで、桜といえば百人一首でも歌われています。
桜の曲も多いですし、切っても切れない花です。
桜の儚さ、散るときの幻想的な景色、美しさはやはり言葉にして感動を伝えたくなるものなのでしょう。

先日散り終わった我が家のセイヨウミザクラも、風で花びらが散る様は無意識に感嘆の声をもらしてしまうほどでした。

ソメイヨシノの満開がたのしみですね。

さて、さきほど桜が「散る」と言いましたが他の花はどう枯れていくのか…

古来より言葉遊びをしていた日本人は歌の中で花の枯れる姿を表しています。

梅は「こぼれる」
確かにポロポロと落ちていくイメージがあります。

椿は「落ちる」
花がそのまま落ちるので、そう言われているのでしょう。
ちなみに映像作品で椿が落ちるシーンは「失う」ことを表しています。
あと単純に首が落ちる…死ぬことを表していることも。

菊は「舞う」
一枚ずつ細い花びらが舞うように落ちていく、そんな姿が思い浮かびますね。

朝顔は「しぼむ」
小学生も知っていますね。しぼんでますね。そのままです。

花の最後の一瞬を、過去の人々はそうして言葉を尽くし歌い伝えてきました。
自分が何かを綺麗だと思ったとき、どれだけ言葉を尽くして伝えることができるでしょうか?

語彙力、とよく目にする昨今。
自分の気持ちを相手に伝えるためにも、言葉を学んでいきましょう。

学び処ひなぎく

山口県熊毛郡平生町にある国語特化型個別指導塾

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