漢検問題ー熟語の構成ー

こんにちは『学び処ひなぎく』の大田です。
先日、学校開催の漢字能力検定が行われました。
それに伴い、漢検対策の授業をしたのですが、熟語の構成でひっかかってしまう生徒が多いこと!

いまいち分かりづらいですよね。

両方が同じ意味
お互いが違う意味
上の漢字が下の漢字を修飾
下の漢字が上の漢字の目的語や補語
上の漢字が打ち消している


漢字の意味を知っておかなければ解けないのが前提なので、漢字を学習するときは

部首、漢字の意味、音訓の読み

を確認して書けるようになりましょう。

熟語の意味もわかっているともっとよいですね。
語彙力も向上しますし、熟語の構成では外せません。

さて、熟語の構成で一番ひっかかるのは
・上の漢字が下の漢字を修飾する
・下の漢字が上の漢字の目的語や補語になる
の2つです。

では問題です。
以下の熟語は上記どちらでしょう。
修飾はア、補語や目的語はイとします。

① 徐行
② 検尿
③ 潜水
④ 深紅





答え

①ア
②イ
③イ
④ア


上の漢字が修飾語になるということは、下の漢字が「どのように」なっているかを表しています。
なので
「徐行」は「徐々に(ゆっくり)行く」
「深紅」は「深い紅」
となります。


下の漢字が上の漢字の目的語や補語になっている場合は下から上に返って読むと思ってください。
「検尿」は「尿」を「検」査する
「潜水」は「水」に「潜」る
下の漢字に「〜を」「〜に」とつけ、上の漢字を後で読むのがこちらです。
漢文でいうとレ点が入りますね。

特に目的語、補語の場合は上の漢字が動きのある言葉になるので、意味が「〜する」になる場合はほぼこちらです。

検定は3級から履歴書に書けるようになるので、チャレンジしようと思う方はしっかり学んで試験を受けましょう!

学び処ひなぎく

山口県熊毛郡平生町にある国語特化型個別指導塾

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